2014年の大晦日にアルゼンチンの英雄、
ナルバエスに勝利した井上尚弥。
そのKOシーンはアメリカ大手プロモーション
ゴールデン・ボーイ関係者を仰天させた。
2015年の大晦日に41戦無敗35KOの驚異の怪物
ローマン・ゴンザレスとの東京ドーム対戦が浮上しているらしい。
その井上尚弥の弟、高校2冠の井上拓真(綾瀬西高)も大いに刺激を受けたことだろう。
井上拓真とライバルで高校総体、国体、高校選抜、高校日本一を賭けて
対戦成績を3勝2敗で勝ち越している
高校4冠の名古屋の怪物、それが田中恒星だ。
田中恒星は現在、名古屋の中京大学在学、畑中ボクシングジム所属
会長の畑中清詞は名古屋初の世界チャンピオンになった選手。
その後、名古屋では辰吉丈一郎と死闘した薬師寺保栄と
飯田覚士の2人の世界チャンピオンが誕生している。
田中恒星はプロ入りしてから日本国内では最短記録となる
4度目で無敗で東洋太平洋ミニマム級チャンピオンとなった。


2014年10月に東洋太平洋ミニマム級チャンピオンを
防衛した田中恒星が次に狙うのは早くも世界チャンピオンだ。
最短で5試合目での世界タイトル獲得を目指している。
これは日本最速チャンピオン記録を持つ
井上尚弥の6戦目の世界タイトル奪取よりも早い記録となり
日本最速記録を狙うことになる。
そこで浮上したのが2014年の大晦日で
ボクシング4団体制覇(WBA・WBC ・IBF・WBO)した
高山勝成との世界タイトルマッチだ。
2014年8月のIBF・WBO世界ミニマム級王座統一戦の
高山勝成 対 フランシスコ・ロドリゲス・ジュニアは
2014年度の年間最高試合に選ばれた。
高山勝成はIBF・WBOの世界ミニマム級統一チャンピオンで31歳のベテラン
面白いのは教員資格を取得するために
名古屋の高校へ通学している。31歳の高校生なのだ。
そう、田中恒星と同じ名古屋に居住している。
畑中会長は、名古屋での世界大戦を実現させたいと考えていると思われる。
畑中ボクシングジムの試合は名古屋の
CBC中部日本放送でテレビ中継される。
世界戦ではなくてもCBCの深夜で録画放送されたりする。
地元、名古屋で世界戦のテレビ中継されれば
名古屋のボクシング活性化につながる。
畑中ボクシングジムの強烈なアピールとなり、より盛況となるだろう。
高山勝成は果たして田中恒星の挑戦を受けて立つのだろうか?
高山勝成は過去の戦いでは試合が無効になったり
ファイトマネーも350万円のうちの330万円が未払いだったりと
不運な状況が多々あったりして世界チャンピオンなのに
稼ぎに恵まれていない気がします。
そこで名古屋では中日スポーツでも取材で取り上げられていている
田中恒星との対戦は話題になるし興行的にも成功するでしょう。
高山勝成も勝利する自身はあると思います。
2015年4月に
是非、田中恒星との世界戦を実現してほしいものです。
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